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くろすろーど第19回定例会(学習会&懇親会)
テーマ「決算書ってなに?」「貸借対照表、損益計算書の使い道」 |

2001年最初の学習会はくろすろーどのスタッフ2人、経営コンサルタントの陳立浩さんと税理士の村上慶一さんが講師になっていただき、決算表(貸借対照表と損益計算書等)の基本的な見方をテーマにお話をいただきました。
第19回くろすろーど定例会
〜学習会 くろすかうんたー その12〜
2001年2月4日(日)13:00〜20:00(17:15から懇親会)
神戸国際会館第2・3会議室
テーマ『決算書の実務的な読み方〜いちから始めれば大丈夫〜』
●第1部 「決算書ってなに?」
講師:陳立浩さん(FP・P&M Consults)
●第2部 「貸借対照表、損益計算書の使い道」
講師:村上慶一さん(税理士・村上慶一税理士事務所)
■参加人数:50名(学習会41名・懇親会41名)
[ 学習会 ]
第1部 「決算書ってなに?」
■決算書・・・原因と結果の集計表である
【原因】 【結果】
ペンを買った → お金を払った
お金を払ったから → バスに乗った
これらを企業の活動に当てはめると、ある法則が見えてくる
収入が発生する→財産が増える・借金が減る
費用が発生する→財産が減る・借金が増える
財産が増える→収入が増える・借金が増える
財産が減る→費用が発生する・借金が減る
法則性を事象ごとに集計したのが決算書
■決算書の基本形

資産=企業の財産状態
その企業がどんな財産を持っているかがわかる
負債=企業の保有債務
これから返済しなければならない債務がわかる
資本=企業の資本金と利益
その企業の蓄積した稼ぎと資金調達力がわかる
収益=企業が一定期間に獲得した稼ぎ
費用=企業が収益を獲得するために使った経費など
利益=企業の最終利益
■決算書の表示方法…何をどこに?
●勘定科目
バス代・バス運賃…人によって表現方法が違う→「旅費交通費」に統一
●貸借対照表

●損益計算書

右側の表で営業利益より上の部分が本業での儲け
■資金調達
●利益…自分で稼ぐ…全部自分のモノ【自己資本】
会社が順調なら期待大
設立当初や小規模のうちは当てにならない
●資本金…出資してもらう…原則として返済は必要ない【自己資本】
確実や有利な調達方法
資金力に依存するので大量調達が困難
●借入金…他人から借りる…全部返済が必要【他人資本】
柔軟に対応することが可能
信用力や担保力に依存するので借入限度額がある
↓
会社が運用できる資金の総額
同じ資金総額でも他人資本の多い会社の方が経営は厳しい
■資金運用…3通りの使い道
会社が調達した資金の総額
●商品購入…商品購入や棚卸資産
●事業用資産購入…建物・機械装置・土地・車両運搬具
●余剰資金
現金・当座預金・普通預金などの運転資金
その他の余剰資金
↓
会社の事業とは無関係に運用
○有価証券…株式・国際など市場性のある一時所有のモノ【流動資産】
○投資有価証券…有価証券のうち長期所有目的のモノ【固定資産】
○貸付金…関連先に貸しつけた1年以内に返済予定の債権【流動資産】
○長期貸付金…貸しつけた1年を越えて返済予定の債権【固定資産】
○投資不動産…投資目的の不動産【固定資産】…バブルの頃は本業へ
○長期前払い費用…将来必ず発生する費用を前払い【固定資産】
■調達資金の運用損益…営業外損益「必要以上に儲けているところは要注意」
●運用収益
○現金…銀行預け金の運用収益【受取利息】
○貸付金…約定による受取利息【受取利息】
○投資不動産…貸付先からの不動産収益【受取家賃】等
○有価証券(株式等)…出資先からの利益配当【受取配当】
○有価証券(社債等)…公社債からの受取利息【受取利息】等
●売却損益
○有価証券の売却
購入価額<売却価額【有価証券売却益】
購入価額>売却価額【有価証券売却損】
○固定資産の売却
帳簿価額<売却価額【固定資産売却益】
帳簿価額>売却価額【固定資産売却損】
●調達費用
○借入金…借入利息の支払【支払利息】
■設備投資…事業に必要な設備や権利【固定資産】
●有形固定資産
○使用するごとに価値が減少するモノ(減価償却資産)
建物・建物付属設備・構築物・機械装置・車両運搬具・工具器具備品
○使用するごとに価値が減少しないモノ(非減価償却資産)
土地(下がるのは「相場」)・建設仮勘定(建築中の建物)
●無形固定資産
○価値を減少させることができるモノ(減価償却資産)
超過収益力をもたらす権利(営業権・のれん)・法律上の独占的な権利(特許権・商標権・漁業権・著作権など)・契約上の権利(水道施設利用権・ダム使用権など)
○価値を減少させることができないモノ(非減価償却資産)
法律上の独占的な権利(借地権)・契約上の権利(電話加入権)
■設備購入
●減価償却資産の取得減価
1.購入先に支払った代金
2.購入のための付随費用(引取運賃・荷役費・手数料など)
3.事業の用に供するに直接かかった費用
↓
●減価償却費…期間損益計算のため
取得原価が…
10万円未満…消耗品費…購入時に費用にできる
10万円〜20万円未満…少額減価償却資産…3年間で費用にできる
20万円以上…減価償却資産…資産の種類に応じて期間按分費用
↓
●減価償却の方法
○定額法…毎年一定額の価値が減少
定額法償却費=(取得価額−残存価額)÷耐用年数または低額法償却費=(取得価額−残存価額)×定額法償却率
○定率法…毎年一定率の価値が減少
定率法償却費=(取得価額−前年までの減価償却費合計)*定率法償却率
■会計特有の資産と負債の考え方
●会計期間
期首-----------会計期間------------期末
1年を超えることはないが、1年未満の場合もある。
●前受収益・前払費用・未収収益・未払費用など

●引当金
会社を運営する過程で、将来の支払は確定しているが、いくら払うか確定していない。
1.会社の負担が生じる可能性が高い
2.負担の原因が決算日までに生じている
3.金額を合理的に見積もることができる
↓
「引当金」として計上する。 |













▼2次会(懇親会)のようす






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