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山陰あすねっと
くろすろーど第42回定例会(勉強会&懇親会)
テーマ「会社人間になっていませんか?〜まる子世代の生活現場から見た現実〜」
全体写真 講師
先日3月20日に開催された定例会に参加されたみなさん、お疲れさまでした。阿古真理さんの勉強会には45名、居酒屋の懇親会には51名、計58名が参加されました。

人数が少ないのも和気藹々としていいですが、人数が多いのも活気があっていいですね。
阿古さんが持参した本15冊(サイン付)はおかげさまで完売したそうです。あと本を既に買っていた方でその本にサインをされた方も数名程度。今回買えなかった方、今回参加できなかった方はぜひ全国の書店でご覧ください。

アイスブレイキングの「早押しクイズ大会」も初めての試みでした。自作早押しクイズの装置を会場まで持ってきていただいたSさん、本当にありがとうございました。(事務局)

[第42回くろすろーど定例会]

日時:2004年3月20日(土・祝)14:00〜19:30(懇親会は17:30開始)
場所:神戸商工貿易センタービル(通称:貿易センター)26F第1会議室
講師:阿古真理さん(ノンフィクション・ライター)
テーマ:「会社人間になっていませんか?〜まる子世代の生活現場から見た現実〜」
参加人数:58名(勉強会45名・懇親会51名)

先日は大変お世話になりました。私も「講師」としては駆け出しですから何でも勉強になりました。人から自分がどう見られているかを知る機会もなかなかなかったですから、みなさんの受け止め方を知れたのもよかったです。
本当はもう少しお付き合いして、もっといろいろな方とお話してみたかったですが、早々に失礼しなければならなかったのは残念でした。これからの会の発展をお祈りします。(講師の阿古真理さん)


第42回定例会講師のノンフィクション・ライター阿古真理さんの著書『ルポ「まる子世代」〜変化する社会と女性の生き方〜』が集英社新書より2004年2月17日より全国の書店で発売中

2/17発売「まる子世代」とは、1964年〜69年、高度成長期の完成期に生まれた女性たち。漫画のちびまる子ちゃんの著者は同世代。この世代は、均等法第一世代であり、フリーター第一世代。両親は、戦前・戦中生まれで、貧しい中から豊かさを目指し、父は会社人間、母は内助の功を発揮する専業主婦が多い。
一方、豊かさしか知らず、またバブル期の洗礼を浴びて社会に出た娘たちは、夢と現実の大きすぎるギャップに悩まされる経験をしている人も少なくない。

本書は、そのまる子世代の仕事や家庭を通しての人生体験を中心に、まる子世代のふつうの女性たちの視点から、現代社会が抱える問題を問い直してみようと試みたもの。少子化問題や企業人の過労問題、フリーター問題など、さまざまな矛盾を抱え込んで生きる女性たちの視点で見ることによって、識者の方々の分析とは異なる社会の現実が浮かび上がってくる。同時に、挫折を繰り返しながらも、社会と折り合いをつけつつ自分の納得できる生き方を探り始めた彼女たちのたくましさから、未来への希望も感じられる。

▼定例会・トークライブのダイジェスト

まる子世代とは1964年〜1969年生まれの女性と定義。
生まれたころ:高度成長期でなんでもモノは揃っている時期で、豊かさが当然。
就職するころ:大卒の場合はバブルの絶頂期&雇用機会均等法の施行により「いちばんオイシイ」時期。
そのあと「総合職」でバリバリと仕事をするも、短期間で挫折する人が多い。
理由としてはがんばって、はりきって仕事をするが、周りがそれ以上の水準を求めてくるので、心身とも疲れる。

同じ組織の中に長年いるということは、その組織の中のカラーに染まるということ、これは「適応力」で当然だが、周りが見えなくなるぐらい染まりすぎるのは危険。

例えば「有給休暇」をとったことない人も?
有給休暇ってサラリーマンの権利では??もったいない!!
(フリーの仕事だと「休暇」=「収入ゼロ」)
>
ずっと同じ仕事をしていて考えが煮詰まったとき、そのときは一度仕事をやめて、飲みに行くなり遊ぶなり別のことをすると、ふといいアイデアが出たりする。
このように「自分を外に出して考える」のは大事なこと。

例えば、
企業でよく行われているジョブ・ローテーション。異動で別の部署を体験する、別の地区を担当する、そのことで発想が広がるということはよくある。もちろん企業もそれを見越して人事異動を行っている側面がある。
異動→視野が広がる→発想力が拡がる→全体像が見える→拡がった眼で物事を考えられる

仕事がんばりすぎて、煮詰まって辞職された経験をされた女性はたくさんいらっしゃるが、辞めてから体がダルかった自分を発見した、体の変調、心の変調にはじめて気がついたという人も多い。。
○いままで自分が元気だと思っていた…
○辞めて体が軽くなった…
○辞めて肌がきれいになってきた…

やはり自分が気づかないうちに疲れていたのでは。特に20代のうちは若さで乗り切れてしまう部分もあり、人生経験も浅いので、危険は大きい。
○ほかのメンバーが残業するなら自分も残業するのが普通だと思っていた…
○自然と生活上のリズムが狂ってくる…(旬の食べ物がわからないなど)
このようにならないように、会社と距離を置くことが必要。

働きやすい職場環境にすることも必要

例えば、子供を産んで職場に復帰する女性について子供の保育園に送り迎えする
時間を考えたら夕方に帰宅しなければならない…

しかし、夕方に帰ることのできない職場環境のところも多い。
夜遅くまで残業を強いられる職場なら、彼女は仕事を辞めるか、転職するかの選択を迫られる。

彼女は優れた能力を持っているかもしれない…
彼女は育児をすることで、より広い視野、新しい発想力をもっているかもしれない…
そういう彼女の能力を発揮する場所がなくなってしまう…

育児中の女性に限らず、介護がある、資格取得のために勉強したい、社外の友達との付き合いを大切にしたいなど、さまざまなライフスタイル、事情により柔軟な働き方を望む人は多いのではないか。ほかの人が残っているからと、歩調を合わせなければならない雰囲気があるなら、変える努力も必要では。

まず私たちみんなが体力に限界のある人間であって、生活があって、その上で仕事をしていることは忘れてはいけないこと、忘れてほしくないことである。

もちろん、人によって生活上の 「たいせつなこと」は違う。
自分にたいせつなことがあるなら、ほかの人にもたいせつなことはある。
わかってながら、仕事で気がつく余裕がなくなっていること、これがコワイ。

いまの世の中は複雑、変化が激しく、いろんな立場の人間のあいだの理解がむずかしくなっている。
そのようななかで 「女性だから」「OLだから」「主婦だから」と無理に自分を決められた枠にあてはめようとしたり、周りがあてはめさせ、そこにはまりきれないと違和感を覚える女性は多い。
そして決められた枠以外の自分の姿に気がつきにくい。

ひどい場合は被害妄想に。「どうして私だけ〜してくれないの??」
後ろに下がって視野を広く、会社から横に逃げた位置で自分を取り戻す必要がある。そうして自分そのものがわかってくる。そうするとどれだけ会社というものに追い込まれても、脱出して立ち直ることは可能。

私(講師)自身も阪神大震災の被災者の1人。人は独りでは生きられないこと、周りの人の助けがとてもありがたいことを実感した。自分と一緒にするわけではないが、 神戸の人々は震災を経験しているので、お互いの立場を思いやること、自分を大事にすることができる人が多いのではと思う。
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